あなたは、これまでに消費者金融を利用した経験はありますか?
どうしてもお金が必要という状況の中で、比較的すぐに融資してくれたりと、とても便利な存在ですよね。
ただ、「今まで消費者金融を利用したことがない」という方は、消費者金融に対して以下のようなイメージを持っている方も多いと思います。
- 「万が一の時の取り立てが怖そう」
- 「サラ金と聞くと漠然と不安になる」
- 「毎月の返済が大変そう」
しかし、実際には闇金などの悪徳業者でない限り、安心して利用することができますし、毎月の返済の負担がとてつもなく大きいということもありません。
この記事では、消費者金融に対して上記のようなイメージを持っているあなたに、サラ金との違いや、消費者金融の金利・審査の仕組み、取り立ての実態などについて詳しく紹介したいと思います。
もくじ
消費者金融とは?わかりやすく解説
そもそも、「消費者金融はどんな会社?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
消費者金融とは、個人利用者向けの小口の融資サービスのことを指します。
よくテレビやインターネット、電車の中の広告でアイフルやアコム、プロミスやセントラルなどの広告を見かけたことがある方も多いかと思いますが、あれらは全て大手の消費者金融の広告です。
銀行などのカードローンと違い、融資までの時間が早かったり、年収が少ない方でも比較的審査に通りやすい傾向があるなど、気軽に利用しやすいサービスが多いのが特徴です。
サラ金とは何が違うの?
よく「サラ金と消費者金融の違いが分からない」という方がいますが、呼び方が違うだけで、基本的にはサラ金と消費者金融に違いはありません。
もともとは、サラリーマンの方が利用することが多かったので、「サラリーマン金融」と呼ばれており、その名称を略して「サラ金」と呼ばれていました。
それが時代の変化に伴って「消費者金融」という名称に定着したので、人によって呼び方が違うというだけです。
なので、なんとなく「サラ金」と聞くと「怖い人が多そう」「違法な取り立てをされそう」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、悪質な闇金業者では無い限り、このようなことはありませんので安心してください。
ちなみに、サラ金と闇金の具体的な違いに関しては、以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方は是非参考にしてみてください。
⇒ 「サラ金 闇金 違い」へ内部リンク
銀行カードローンと消費者金融カードローンの違いは?
では、銀行のカードローンと消費者金融のカードローンはどのように違うのでしょうか?
以下が大手銀行カードローンと、大手消費者金融のカードローンの特徴を比較した結果です。
大手銀行 カードローン |
金利 | 審査期間 | 限度額 | 無利息期間 |
---|---|---|---|---|
みずほ銀行 | 年2.0%〜年14.0% | 2~3営業日 | 800万円 | なし |
三井住友銀行 | 年4.0%〜年14.5% | 要確認 | 10~800万円 | なし |
三菱UFJ銀行 | 年1.8%〜年14.6% | 2~3営業日 | 500万円 | なし |
大手消費者金融 カードローン |
金利 | 審査期間 | 限度額 | 無利息期間 |
---|---|---|---|---|
アコム | 年3.0%〜年18.0% | 最短30分 | 800万円 | 初回30日間無利息 |
プロミス | 年4.5%~年17.8% | 最短30分 | 500万円 | 初回30日間無利息 |
アイフル | 年3.0%〜年18.0% | 最短30分 | 800万円 | 初回30日間無利息 |
それぞれのカードローンを比較してみると、大手銀行の方が消費者金融と比べた場合、上限金利が低めで利用できるカードローンが多く、お得な印象を受けます。
ただし、審査のスピードに関しては、消費者金融の方が圧倒的に早いです。
銀行での審査期間はどんなに早くても最短翌営業日、また、実際に利用できるようになるまでには1週間ほどかかることが多いですが、消費者金融の場合は申し込んだその日に審査が終わることが多く、最短で即日融資可能な消費者金融も存在します。
また、消費者金融では新規の方に対して、無利息期間を設けていることが多く、ちょっとした金額を借りる場合などは大手消費者金融で借りた方がお得なケースもあります。
消費者金融の金利は?
それぞれの消費者金融ごとに異なる金利が設定されていますが、基本的には、100万円未満の借入枠なら年18%の金利が適用されることがほとんどです。
また、利息については、以下のように計算することで割り出すことが出来ます。
消費者金融の利息=借入金額×適用金利×その月の日数分/365
もちろん、このような計算に関しては、消費者金融の方で全部やってくれるので、あなたが計算する必要はありません。
ただ、どのように利息が計算されているか知ることで、より便利に安心して利用することが出来ます。
消費者金融の金利一覧
では、消費者金融を利用した場合、具体的にはどのぐらいの金利がかかってくるのでしょうか?
大手消費者金融から、よく利用されているであろう中小消費者金融の金利を実際に調べてみました。
消費者金融 | 金利 |
---|---|
アコム | 年3.0%〜年18.0% |
プロミス | 年4.5%~年17.8% |
SMBCモビット | 年3.0%~年18.0% |
アイフル | 年3.0%〜年18.0% |
セントラル | 年4.80%~年18.0% |
キャレント | 年7.8%~年18.0% |
フクホー | 年7.30%~年18.0% |
それぞれの消費者金融で限度額などが違うので、最低金利にはバラつきがありますが、上限金利に関しては大手、中小問わず、どこの消費者金融もほぼ年18.0%の金利が適用されていることが分かります。
すでに上記でも述べましたが、100万円未満の借入枠なら年18.0%前後の上限金利が適用されると思っていいでしょう。
また、以下の返済シミュレーション機能を利用することで、毎月の返済の目安を把握することが可能です。 シミュレーション結果 当シミュレーションは試算となります。利⽤するカードローンによって返済回数の上限などが異なりますので、詳細は各カードローン会社へご確認をお願いします。 シミュレーション結果 当シミュレーションは試算となります。利⽤するカードローンによって返済回数の上限などが異なりますので、詳細は各カードローン会社へご確認をお願いします。
回数
返済金額
元金
利息
残高
回数
返済金額
元金
利息
残高
金利ゼロの無利息期間がある場合も
特に大手の消費者金融では、「新規利用の方は最初の一ヶ月は金利がかからない」などの、無利息期間が設けられていることが多いです。
無利息期間が設けられている理由としては、銀行のカードローンと比べると、「金利が高い」というイメージを持っている方が多いということもあり、新規顧客の獲得のために利用しやすいことをアピールする必要があるからです。
ちなみに、銀行のカードローンでは無利息期間が設けられていないことが多く、その点に関してはうまく差別化することが出来ています。
金利を引き下げるコツ
銀行のカードローンと比べると、若干金利が高いというのが消費者金融の弱みですが、実は消費者金融では交渉次第で金利を引き下げてもらうことも可能です。
ただし、金利の引き下げ交渉を成功させるには、消費者金融側に「この人は信用できる人だ」と認識してもらう必要があります。
そのためには以下のことを意識するようにしましょう。
- 長期的に取引をする
- 限度額を高くする
- 毎月延滞せずに返済をする
この部分を知っておくと、金利引き下げの交渉成功率も上がってきますので、詳しく紹介したいと思います。
長期的に取引をする
消費者金融側から信用を得るためには、取引している期間が大きく影響してきます。
消費者金融側からすると、「長期取引をしてくれているお客さん」というのは、今後も継続して取引してくれる可能性が高い顧客だと判断されやすいので、取引期間が長ければ長いほど、金利の引き下げ交渉がうまくいきやすいです。
そのためには、最低でも半年、できれば1年以上の取引実績を作ってから交渉を行うようにしましょう。
限度額を高くする
利用限度額が高い人はそれだけ消費者金融に利息を支払っているので、消費者金融側からすると、たくさんの利益をもたらしてくれる優良顧客です。
そのような優良顧客に対して、消費者金融側では、できれば今後も取引したいと思うはずなので、金利の引き下げ交渉も上手くいきやすくなります。
毎月延滞せずに返済をする
当たり前ですが、少しでも返済を延滞したことがあると、金利の引き下げ交渉には応じてもらえません。
また、他の金融機関で借り入れをしている場合は、そちらの返済も延滞しないように注意する必要があります。
「返済が遅れたけど他の金融機関だし大丈夫」と思っていても、他の金融機関で返済を延滞した事実が、個人信用情報機関を通じて知られてしまいます。
内部リンクH1:消費者金融 金利(企画書作成中)
消費者金融の審査は通りやすい?審査スピードは?
銀行や消費者金融のカードローンの審査基準は非公開となっているので、一概に「〇〇は審査に通りやすい」とは言えませんが、一般的には銀行のカードローンよりも消費者金融の方が審査に通りやすい傾向があると言われています。
ちなみに、消費者金融での審査はほとんどの場合、以下のような流れで行われます。
- 審査申し込み
- 本人確認書類の提出
- 勤務先への在籍確認
- 審査結果の連絡
また、勤務先への在籍確認の段階で「会社に電話されるのはちょっと困る」という方のために、電話確認以外の方法で在籍確認が出来ないか相談できる消費者金融も存在します。
消費者金融の審査時間は?
消費者金融の審査時間は非常に早いのが特徴で、最短で30分、かかっても翌営業日までには審査結果が分かる消費者金融がほとんどです。
また大手消費者金融では、申し込んだその日に借り入れすることが可能な「即日融資」に対応している消費者金融も多く、「急な出費が発生した」というニーズにも応えてくれます。
銀行のカードローンでは、規則上、即日融資に対応することが不可能なため、消費者金融ならではの強みと言えるでしょう。
内部リンクH1:消費者金融 審査(改善企画書作成中)
大手消費者金融の成約率一覧
消費者金融のカードローンの審査基準は非公開となっているので、一概に審査の難易度を決めることは出来ませんが、それぞれの成約率を見ることで、ある程度の審査の難易度を予想することができます。
ちなみに、大手消費者金融の成約率をまとめると、以下のようになります。
消費者金融 | 成約率(2020年3月期) |
---|---|
アコム | 44.0% |
プロミス | 44.5% |
アイフル | 42.4% |
成約率としては、どの消費者金融も40%代の成約率となっており、申し込んだ人の約半分が審査を通過していることが分かります。
この結果を見て、「思ってたよりも成約率が低い」と感じた方もいらっしゃるかと思いますが、そもそも審査に通過できない無職の方や、信用情報ブラックの方の申込数が多く含まれるのが要因です。
特に過去に大きなトラブルがなく、安定した収入がある方であれば、審査の通過に関しては、そこまで心配する必要はありません。
消費者金融の審査に落ちる原因は?
消費者金融の審査はそこまで厳しくないイメージを持っている方も多いかと思いますが、もちろん審査に落ちる可能性もあります。
特に審査に落ちる要因として多いのが、以下のような場合です。
- 安定した収入がない、無職である
- 他社借入件数が多い
- 申込み時に嘘の申告をした
新規申し込み時に「審査に落ちたらどうしよう…」という不安を少しでも払拭するために、審査に落ちる代表的な要因について詳しく紹介したいと思います。
安定収入がない
消費者金融では、「この人にお金を貸して、しっかり返済してくれるだろうか」という返済能力の有無を重要視します。
そのため、安定した収入がない無職の方などは審査に通ることはありません。
逆にアルバイト、パートの方でも毎月安定した収入さえあれば、審査に通ることは十分可能な消費者金融がほとんどなので、現在無職でどうしてもお金を借りたいという方は、アルバイトや派遣社員で構わないので、まず収入を得ることから始めましょう。
他社借入件数が多い
あまりにも他社借入の件数が多いと、消費者金融側としては「他社にこんなに借入をしていてちゃんと返済してくれるだろうか」という不安要素が生まれてしまい、審査にも通りづらくなってしまいます。
また、消費者金融では総量規制という「年収の3/1以上の借入をすることができない」という規制があるので、他社での借入が多いことで総量規制に引っかかってしまい、審査に落ちてしまうというケースもあります。
申込み時に嘘の申告をした
例えば、無職なのに以前勤めていた会社の名前を入力したり、他社での借入があるのに無いことにしたりなど、申し込み時に嘘の申告をしてしまうと、審査には通りません。
「バレないから大丈夫だろう」と思っていても、嘘の申告というのは、基本的にバレます。
審査に通りたいのであれば、事実のみを申告するようにしましょう。
…内部リンク H1:消費者金融 審査 通らない(制作中)
落ちた場合は中小消費者金融を検討すべき
ほとんどの方は消費者金融を初めて利用する場合、アコムや、プロミスなどの大手消費者金融に申し込むことが多いかと思いますが、もちろん審査に落ちてしまうこともあります。
「審査には落ちちゃったけど、どうしても融資してほしい」という場合は、大手ではなく、中小消費者金融の利用を検討するのがオススメです。
基本的に中小消費者金融は、大手と違い大々的な広告をうつ予算がないので、新規顧客の獲得にかなり力を入れている中小消費者金融が多いです。
なので、多少社会的なステータスに不安がある方でも、「新規顧客の獲得のために審査に通す」というケースが多く、大手の審査に落ちてしまった人でも、中小消費者金融の審査を通過できる可能性は十分にあります。
内部リンクH1:中小消費者金融(企画書作成中)
消費者金融で取り立てはある?
初めて消費者金融を利用する方で一番不安なのが、「万が一延滞したら取り立てが怖そう」という部分だと思います。
よくテレビや漫画などで、返済を延滞した利用者に対して、金融業者が家に押しかけてきたり、必要以上に職場に電話をされたり、家族が脅されたりというシーンを見たことがある方もいるかもしれません。
ただ、現代では、貸金業法第21条「取立て行為の規制」により、あなたが想像しているような強引な取り立ては禁じられているので、安心してください。
ちなみに、このように「取り立てが怖い」というイメージは、一昔前の消費者金融のイメージがぬぐい切れていないためと言われています。
一昔前の消費者金融、特に戦後の消費者金融の金利は、なんと109%を超えており、高金利で借りたお金を返済できない人が急増したそうです。
また、当時は貸金業法が制定されていなかったため、返済できない人に対する過度な取り立てが行われていたことが、そのまま現在のイメージに繋がってしまっているんですね。
現代では、2010年に施行された改正貸金業法によって、強引な取り立てが禁じられているので、怖い取り立てを受けることはありません。
督促の流れ
現代では、改正貸金業法によって、怖い取り立てを受けることは無いということが分かりましたが、実際に返済を延滞した場合は具体的にどのような取り立てが行われるのでしょうか?
消費者金融の返済を延滞し、なおかつ連絡を無視し続けていると、以下のような流れで督促が行われます。
- 携帯に電話がかかってくる
- 自宅にハガキを郵送する
- 自宅の固定電話、または職場に電話がかかってくる
- 自宅への訪問
- 差し押さえなどの法的手続きが取られる
基本的には、電話やハガキなどで返済を延滞している事実を伝え、それでも連絡がない場合は、最終的に差し押さえなどの法的手続きが取られてしまいます。
また、消費者金融によっては自宅へ訪問することもありますが、強引な取り立ては禁じられているので、よくテレビで見るような威圧的な態度ではなく、丁寧な対応の方が返済をお願いする形で行われます。
それすらも放置していると、差し押さえなどの法的手続きが取られてしまいますので、「返済を延滞してしまいそう」と思った段階で、消費者金融に相談することをオススメします。
おすすめ消費者金融カードローンランキング
ここからは、「初めてで、どの消費者金融を利用すればいいのか分からない」「おすすめの消費者金融を知りたい」という方に向けて、利用のしやすさ、審査の観点から、おすすめの消費者金融をランキング形式で紹介したいと思います。
プロミス
ランキング第一位はプロミスです。
プロミスは申し込みから最短で1時間融資を掲げており、融資のスピードとしては、消費者金融、銀行カードローンの中でもトップクラスです。
また、プロミスでは、原則24時間365日最短10秒で借入ができる「瞬フリ」と呼ばれるサービスを実施しており、他の消費者金融と比べても借入までのプロセスが圧倒的に簡単になっているのが魅力です。
ちなみに、プロミスの上限金利は17.8%となっており、他の大手消費者金融よりも安めに設定されているので、「少しでも安い金利で利用したい」という方にもおすすめの消費者金融です。
プロミスのお申し込みはこちら
アコム
ランキング第2位はアコムです。
融資のスピードとしては、プロミスと同じく申し込みから最短で1時間の融資が可能となっており、1時間融資が可能となっている消費者金融はアコムとプロミスのみとなっています。
ちなみに、アコムは消費者金融の中でも珍しくクレジットカードの取り扱いもしており、利用者の幅がとても広いことが特徴です。
また、アコムは1936年から始まった大手消費者金融の老舗ということもあり、その安心感から初めての方でも利用しやすい消費者金融になっています。
アコムの申込はこちら
アイフル
ランキング第3位はアイフルです。
アイフルは最短30分で審査が完了、即日融資に対応している消費者金融です。
また、アイフルは女性専用のカードローンや、事業者向けのカードローンなど、複数の商品を提供しており、消費者金融の中でも選択肢の幅が非常に広いのが特徴です。
その他の消費者金融 おすすめをより詳しく紹介しています。
【まとめ】消費者金融とは
今回は消費者金融の特徴や、他の銀行カードローンとの違いなどについて紹介しました。
- 消費者金融とは、個人利用者向けの小口の融資サービスのこと
- 闇金とは違い違法な取り立てが行われることはない
- 銀行のカードローンに比べて、即日融資が可能な消費者金融が多い
- 銀行のカードローンよりも若干金利が高いのがネック
今まで消費者金融を利用したことがない方でも、思ってるより気軽に利用できるので、利用しようか悩んでいる方は、是非この機会に利用してみてはいかがでしょうか。