目的別ローンとは?銀行で使える種類別の目的ローンを紹介!金利や審査を比較

目的別ローンとは?銀行で使える種類別の目的ローンを紹介!金利や審査を比較

使途に合わせた専用のローンがあることはご存知でしょうか。

ローンと聞いて最初に思い浮かぶのはきっと、カードローンやフリーローンかと思います。
テレビを見ていれば毎日のようにCMで見かけますよね。
しかし、カードローンやフリーローンは金利が高いし高額融資には向いていません。

もしも使途が決まっているのであれば、使途に合わせた専用のローン「目的別ローン」を使用したほうが断然お得です。

使途が決められている分、金利が低めに設定されており、総量規制の対象外でもあるので高額融資を受けやすいです。

そこで今回は、目的別ローンの金利や使用可能な用途など詳しく紹介します。

目的別ローンとは

目的別ローンとは、使途が限定されている融資商品です。
銀行や消費者金融から融資を受ける際には主に「フリーローン」と「目的別ローン」の2種類があります。

フリーローンは使途が限定されていないため、融資を受けた人が自由に利用できるのが特徴です。
一方で目的別ローンは、自動車ローンや住宅ローンのように使途が限定されていますから、融資されたお金を用途以外に使用できません。

フリーローンとの違い

フリーローンと目的別ローンの違いは主に3つです。

  1. 低金利で利用できる
  2. 総量規制がない
  3. 審査が厳しい

フリーローンと比較すれば、メリットが多いように感じられますが「審査が厳しい」といったデメリットもあります。
まずは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

低金利で利用できる

ローンの金利は、資金使途や貸付額、担保の有無などによって決定します。

目的別ローンは、資金使途が決まっている上に融資額もフリーローンに比べれば高額になることから、金利が低めに設定されています。

総量規制がない

そもそも、総量規制とは貸金業法によって定められた規制で、過度な借入れから消費者を守るための法律です。
総量規制の制限を受けている貸金業者は、消費者の年収の1/3を超える貸し出しができません。
つまり年収300万円の方は、100万円以上の融資を受けられないということです。

しかしこの総量規制には「例外」があり、例外のうちのひとつが目的別ローンです。
目的別ローンは総量規制の対象外になるわけですから、年収300万円の方が100万円以上の高額融資が可能となります。

審査が厳しい

目的別ローンは、フリーローンに比べて低金利であることから、審査がとても厳しいと言われています。

低金利で融資をした多額の資金が使途以外に使用されていれば、貸し倒れのリスクが高まるからです。

そのため目的別ローンは、フリーローンで必要のない書類の提出が必要であったり、支払い先へ直接支払いを済ませたりなど徹底しているほどです。

ただ、使途がはっきりとしていて、必要な書類をしっかりと準備していれば、比較的審査に通過しやすいという傾向もあります。

ブライダルローン

ブライダルローン

ブライダルローンは「結婚のための資金」が必要な際に、融資を受けられる商品です。
具体的には、下記のような目的で使用できます。

  • 披露宴費用
  • 新婚旅行費用
  • 指輪の購入費用
  • 新居費用

など

ブライダルローンという目的別ローンを出している銀行や消費者金融は少ないですが、多目的ローンを利用すれば低金利で融資を受けられます。

ブライダルローンの金利は7%前後が多く、上限額は300万円程度に設定している銀行が多いです。

金利 上限額
みずほ銀行
(多目的ローン)
5.875%(変動金利)
6.5%(固定金利)
300万円
楽天銀行
(ブライダルローン)
7.0%(固定金利) 300万円
ジャックス プレシャンテ
(ブライダルローン)
6.50%(固定金利) 500万円

⇒ ブライダルローンとは | 利用前に知るべき仕組みや手順を徹底解説!

医療ローン

医療ローン

医療ローンは「治療費にかかる費用」が必要な際に利用できる融資商品です。
「治療費」と聞いて誰もが最初に思いつくのは、高額治療にかかる費用や病気や怪我による入院費ではないでしょうか。
もちろんこれらも医療ローンが利用できます。

しかし、ほとんどの方は、医療・がん保険などに加入しているため、医療ローンを利用する機会はほとんどないかと思います。

実は、医療ローンは「病気や怪我以外の治療」にも使用できるため、需要があるのです。
具体的には下記のような目的で医療ローンを使用できます。

  • 美容整形(脱毛も可能)
  • 歯列矯正
  • 美容エステ
  • 先進医療

など

医療ローンを取り扱っている、全国展開の銀行は非常に少ないため、銀行で医療ローンを使用したい際には、近くの地方銀行などへ問い合わせをしましょう。
また、医療ローンの金利は5%~10未満がほとんどで、借入れ上限額も300万円~500万円程度が相場です。

もしもお近くの地方銀行にて医療ローンの取扱いがなければ、全国展開の銀行にて「多目的ローン」を使用しても良いです。

医療ローンとは?申込から審査・借入までの流れを解説!カードローンとも比較

マイカーローン

マイカーローン

マイカーローンは「車にかかるさまざまな費用」に使用できる目的ローンです。
目的別ローンの中でももっとも需要のあるローンですね。
きっと利用したことがある方も多いのではないでしょうか。

マイカーローンを利用したことがある方もない方も、マイカーローンは車の購入費用以外にも、使用できることをご存知でしょうか?
マイカーローンは、下記のような場合に使用できます。

  • 車の購入費用
  • 修理費用
  • 車検費用
  • カー用品費用
  • 運転免許取得費用 など

なお、マイカーローンの借入限度額相場は1,000万円程が相場です。車は高額な商品ですから、1,000万円の融資を受けられれば選択できる車の幅も広がります。

もちろん審査に通過できなければ上限額までの融資は受けられません。そして、金利の平均は2%~5%前後でした。
ただマイカーローンのほとんどは、変動金利ですので借入時よりも金利が上がる可能性もあります。

金利 上限額
三菱UFJ銀行 2.975%(変動金利) 1,000万円
三井住友銀行 4.475%(変動金利) 300万円
損保ジャパン日本興亜 1.90~2.85(変動金利) 1,000万円

⇒ 【まとめ】マイカー(自動車)ローンとは?分かりやすく解説!

バイクローン

バイクローン

バイクローンは「バイクに関わる費用」について使用できる融資商品です。
また、一部のマイカーローンではバイクの購入も認められていますので、状況に応じて使い分けても良いでしょう。

そして、バイクローンでできることもマイカーローンと変わりありません。
バイクの購入はもちろんのこと、車検費用や運転免許費用など。

金利もマイカーローンとほとんど変わらず2%~5%前後が平均です。
上限額も1,000万円程度が平均でマイカーローンと変わりませんでした。

バイクを購入する際には「バイクローン」にこだわらずに、マイカーローンを使用しても良いのではないでしょうか。

金利 上限額
損保ジャパン日本興亜 1.90~2.85%(変動金利) 1,000万円

バイクローンとは?仕組みと特徴から手続き方法まで分かりやすく解説!

住宅ローン

住宅ローン

住宅ローンは「住宅にかかる費用」に使用できる融資商品です。
マイホームの購入の際には、ほとんどの人が利用するローンですね。

住宅ローンでは、住宅の購入以外にも住宅に関わるさまざまな費用に充てられます。
具体的には、下記のような際に利用できる融資商品です。

  • 住宅の購入
  • 住宅の増改築
  • 家具の購入費用
  • 印紙代
  • 抵当権設定費用
  • 団信保険料 など

住宅ローンは数千万円の高額融資のため、金利もかなりの負担になってしまいます。
しかし住宅ローンの金利は平均0.5%程度~1.5%程度なので負担も軽減されますね。

融資上限額も1億円以内としている銀行が多いです。
もしも1億円以上の融資を希望される方は、銀行の判断によって融資を受けられることもあるようですので、相談してみましょう。

金利 上限額
みずほ銀行 0.525%(変動金利)

1.02%(固定金利)

1億円
三菱UFJ銀行 0.49%(3年固定)
0.69%(10年固定)
1億円
三井住友銀行 1.56%もしくは1.59%(超長期固定金利) 1億円

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ビジネス・事業者ローン

ビジネス・事業者ローン

ビジネス・事業者ローンは、事業者専用の「事業資金専用ローン」です。

法人会社経営者や個人事業主の方は、緊急で資金が必要になるときもあるかと思います。
そんなときに頼りになるのが「ビジネス・事業者ローン」です。

ビジネス・事業者ローンでは、他の目的別ローンとは少し異なり、使途を明確に定めてはいません。
つまり、事業資金の範囲内であれば使途は基本的に自由とされています。
新規事業の資金にしたり運転資金にしたりと、使途はさまざまです。

そして、金利や融資上限額は各貸金業者によって大きな差が出ます。
借入金額や借入期間に応じて、自社に合った貸金業者から融資を受けましょう。

金利 上限額
ビジネクスト 3.1%~18% 1,000万円
セゾンファンデックス 2.65%~9.9% 3億円

ビジネスローンとは?知っておくべき基本の特徴と使い方

教育ローン

教育ローン

教育ローンは「教育にかかる費用」に使用できる商品です。
高校や大学、専門学校など、進路に応じて発生する学費は大きく異なります。

例えば、私立大学に4年間通ったとすればおおよそ400万円(文系)から2,000万円(医学部)かかると言われています。
多額の資金を確保できていれば問題ないですが、もしも用意できていなければ教育ローンを利用するか奨学金を利用するしかありません。

教育ローンを利用すれば、さまざまな使途に対応できるだけではなく、在学中は利息のみの返済でOKなどメリットが多くあります。

教育ローンで利用できる使途

  • 入学金
  • 授業料
  • 物品購入費(パソコンなど)
  • 在学のためのアパート代
  • 留学費 など

教育ローンの金利は3%未満が多く、変動金利・固定金利どちらの融資商品も多く販売されています。
上限額の相場は、300万円~500万円であり決して充分ではないかもしれませんが、状況に応じて教育ローンの利用を検討しましょう。

金利 上限額
日本政策金融公庫 1.66%(固定金利) 350万円/1人
三井住友銀行 3.475%(変動金利) 300万円
イオン銀行 2.8%~3.8%(変動金利) 500万円

【必読】教育ローンについて使い方から注意点まで徹底解説

留学ローンとしても利用可

教育ローンは、留学資金としても利用できます。
学生として学校に通っている方はもちろんですが、社会人の方でも教育ローンを利用して留学できます。

ただし、自分で生計を立てている社会人の方が、教育ローンを利用するのであれば、学生自身が申し込み者です。(学業に専念するのであれば親族が申し込み者にならなければいけません。)

社会人として働き始めたは良いが、新たな挑戦をしたい方は、教育ローンを利用して留学を検討しても良いでしょう。

⇒ 留学ローンにおすすめの低金利な銀行系教育ローン|社会人・学生本人でも使える?

銀行・消費者金融別目的ローン種類一覧表

大手の銀行や消費者金融で取り扱っている融資商品について一覧表で確認してみましょう。

ブライダル 医療ローン ビジネス 教育ローン
みずほ銀行
三井住友銀行
三菱UFJ銀行 △(条件あり)
イオン銀行 △(デンタルのみ)
静岡銀行
アイフル
労金 △(福祉に関するものであればOK)

※「✕」と記載されている銀行・消費者金融でも、多目的ローンで使用可能使途があります。

目的ローンの審査に通らない場合は

もしも、目的ローン審査に通らなければ、フリーローンもしくはカードローンの利用を検討してみましょう。
目的ローンならではのメリットは受けられませんが、目的ローンに比べれば審査にも通りやすいためおすすめです。

フリーローン

フリーローンとは、主に銀行が取り扱っている個人向けの融資商品です。
使途などは定められておらず、事業用や投資用以外であれば自由に利用できるのが特徴です。

一方で、目的ローンに比べて金利が高めに設定されており、10%を超える商品も存在しているほどです。
融資を受けられる上限額については、300万円程度のものが多く、高額な商品の購入には向きません。

なお、フリーローンも総量規制の対象外なので、年収の1/3を超える借入れが可能です。

カードローン

カードローンは銀行や消費者金融が取り扱っている融資商品です。
各種ローン商品の中でもっともポピュラーな商品であり、利用した方ことがある方も多いのではないでしょうか。

カードローンは、さまざまな銀行や消費者金融で取り扱っているため、自分に合ったカードローンを見つけやすいのが特徴です。
しかし、金利が18%(借入金額による)の商品が多い上に、総量規制の対象なため、借入限度額が少ないのがデメリットです。

目的別ローンのまとめ

住宅ローンやマイカーローンはきっと誰もが聞いたことのある融資商品ではないでしょうか。

これらも目的別ローンに分類されているため、高額なマイホームを建てられたり、マイカーを購入できたりするんですね。

また、一生に一度の結婚式や大きな怪我での入院など、多額の資金が必要になった際にも、目的別ローンを使用すれば安心です。

使途が明確に決まっており、高額な資金が必要な際には、目的別ローンの利用を検討してみましょう。

 
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